たった3分でバイトを帰す店主 ― SNSが総ツッコミした笑亭屋騒動
炎上たこ焼きより熱い炎上劇 ― 「3分前帰宅命令」の珍事件
大阪のたこ焼き店「笑亭屋」が、全国に笑いものとなってしまいました。店主・中川祐馬氏が、スキマバイトアプリ「タイミー」で来たワーカーを「始業3分前に到着した」ことを理由に、即刻帰宅させたのです。常識を超えた対応に、SNSは瞬く間に大炎上。「たこ焼きの火力より熱いブラック体質」と揶揄される始末です。
「3分前は遅刻」? もはやギャグの領域
店主は「準備や着替えがあるから15分前に来るのが常識」と堂々と主張。しかし世間は「いや、それ労働時間だから」「そもそも遅刻してない」と総ツッコミ。労基法も知らずに“俺ルール”を振りかざす姿は、さながら昭和の親方気取りです。これではたこ焼きの鉄板だけでなく、労働観も焦げ付いているとしか言いようがありません。
ネット民から総スカン ― 「修行じゃない」
SNSでは「遅刻もしてないのに帰らせる理不尽さ」「弟子入りじゃないんだから修行を強要するな」と批判が殺到。さらには「常勤バイトが続かない理由がよく分かる」「準備を無給にするなんて労働搾取」と、過去の経営姿勢まで掘り返される始末です。極めつけは店主自身の発言。「法令遵守は大前提だが、その考え方では日本じゃ生きづらい」との迷言に、「いや、生きづらいのはあなたの店で働く人たちでは?」と失笑が広がりました。
飲食業界の悪習を凝縮した一幕
今回の騒動は単なる珍事件ではなく、「出勤は早め、準備は無給」という飲食業界の悪習を凝縮したものです。人手不足を叫びながら、働き手に対しては相変わらずの“精神論”で押し切る。結果、人が定着せず、タイミー頼みになる。これでは「笑亭屋」ならぬ「泣き亭屋」ではないでしょうか。
終わりに ― 焦げ付いた常識の行方
たこ焼き店の鉄板は掃除すればピカピカになりますが、焦げ付いた労働観はそう簡単に落ちません。たった3分でワーカーを追い返したこの事件は、飲食業界が抱える数十年分の澱を浮かび上がらせました。炎上の煙はまだくすぶり続けていますが、果たして店主は“常識”という名の黒焦げを落とせるのでしょうか。
↓問題のたこ焼き屋のアカウント